城下町金沢には、藩政時代から受け継がれた季節感に富んだ特産野菜、加賀野菜が数多く引き継がれています。しかし、生産者が増産性や耐病性を追い求め、一方、消費者も見た目の綺麗さや調理の簡便さを第一に考える時代風潮とともに、加賀野菜が市民から忘れられ、生産農家も減少の一途を辿ってきました。
こうした背景のもと、郷土の先人が育んできた、私たちの財産とも言うべき加賀野菜を受け継ぎ、後世に伝えながら、生産振興を消費拡大を図りたい、その熱い思いにより、各関係機関が協力して金沢市農産物ブランド協会を設立し、加賀野菜の生産振興や消費拡大に努めています。
現在、加賀野菜には15品目が認定されており、これらは全て昭和20年以前から栽培され、現在も金沢で栽培されている野菜です。
鮮やかな赤紫色の葉と、とろりとした独特の食感が特徴。酢の物ではさっぱり、天ぷらでは香ばしく楽しめる。
やわらかく、日持ちが良い。
煮物や酢の物、サラダや漬物にするとおいしい。
穂先は和え物やお吸い物、真ん中は天ぷらや煮物、根元は炒め物やたけのこごはんにぴったり。
かわいい形が特徴。皮までやわらかく、果肉はしっとり。
皮は薄く、肉質がやわらかい。
夏盛りの一夜漬けは絶品。
淡緑色の愛らしい姿と、青々とした香りが特徴。炊き合わせや天ぷらで楽しむ旬の味。
茎がぬるりとした格別の風味。酢の物の鮮やかな赤色が美しい。
肉質が緻密で雪肌のように白い。栄養価が高く、すりおろすともっちりなめらかな食感に。
焼きいも、ふかしいも、天ぷら、お菓子などいろいろな料理にして楽しめる優しい甘み。
寒くなるほど甘味と風味が増す。
鍋物やすき焼きに入れて煮込むと、とろけるようなやわらかさと甘みが際立つ。
真っ白でずんぐりした姿が愛らしい。じっくり煮込んでも荷崩れしない金沢おでん定番の一品。
肉厚でやわらかな食感と上品な香り。くせが無く、サラダでも美味。
定番の漬物はもちろん、普段の料理にプラスすれば、ピリッとした大人の味に。
細長い茎と細かい歯が特徴。
爽やかな香りと歯応えが料理のアクセントに。
芽を伸ばした姿から、「芽が出る」「めでたい」に通じる。
金沢のおせち料理に欠かせない。
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